ベストタイプの空調服の特徴は？期待できる効果と人気メーカーを紹介！

空調服は、作業やアウトドアレジャーなどのさまざまなシーンで役立ってくれます。蒸し暑い環境でも涼しく過ごせるところは、空調服ならではの魅力ですよね。空調服には、長袖や半袖のタイプのほかに袖なしのベストタイプも登場しています。

今回は、ベストタイプの空調服の特徴について解説をします。期待できる効果や人気メーカーなども紹介しましょう。

2つの効果で体を冷やすベストタイプの空調服

袖がないベストタイプの空調服は、衣服のなかを循環するファンの風と空気が抜けるときの冷却効果で体を冷やします。背中や胸、首などは、このような空調服を着ているときにとくに涼しさを感じる部分です。フードがついたベストタイプの商品は、ヘルメットをかぶって作業をするときなどに便利です。

このタイプは、フードをかぶると首から頭の部分まで風が通ります。額から流れ落ちる汗を抑えたいときは、フードつきの空調服を利用してみるとよいかもしれませんね。ブルゾンタイプは、ファンの風を上半身全体に循環させて体を冷やすのが特徴です。

袖がついたこちらのタイプは、ファスナーを上までしめて衣服の密封性を高めることで涼しさを感じることができます。2つのタイプをシーンに合わせて上手に使いわけることが、空調服を活用するうえでのコツになるでしょう。

実際、空調服を販売するメーカーでは、ブルゾンタイプとベストタイプをそれぞれ用意していることが多いです。

脇汗が気になるときにも効果が期待できる

ベストタイプの空調服ならではのメリットは、脇の下を集中的に冷やしてくれることです。袖がないこのタイプは、両腕の脇の下から風が抜ける構造になっています。風が通るときの冷却効果で、両脇の下が冷やされます。脇の多汗症などに悩む人にとっても、ベストタイプの空調服は役立つアイテムになってくれるかもしれませんね。

脇の下を冷やすと、体温の上昇も防げることが多いです。脇の下には、リンパ管や血管が集まっています。このような部分を集中的に冷やせば、体温をよりスムーズに下げられる可能性があります。ベストタイプの空調服は、体温の上昇による熱中症などを防ぐ効果も期待できるわけです。

ブルゾンタイプの空調服の場合、空気の循環がスムーズに行われていないと、着ている途中で暑さを感じる恐れがあります。高所で作業をしているときなどは、暑くなったからといって、すぐに空調服を脱ぐことは難しいかもしれません。

作業の内容によっては、あえてベストタイプの空調服を選ぶのもひとつの方法になるでしょう。

温度調節がしやすいのも魅力のひとつ

半袖や長袖のトップスと組み合わせて着用ができるベストタイプの空調服は、温度調節がしやすいという特徴があります。気温がさほど高くない季節には、長袖のトップスの上から空調服を羽織ると快適に過ごせるかもしれません。

真夏の作業では、半袖のトップスと組み合わせて涼しさをアップすることができます。季節やその日の気温に合わせていろいろな着方ができるところは、ベストタイプの空調服の大きなメリットです。長袖のブルゾンタイプの空調服は、真夏の作業では少し使いにくいと感じている人もいます。

実際、長袖という見た目が気になったり、内側の繊維が腕の皮膚に触れるのが不快だったりする人は、ストレスが少ないベストタイプの空調服を選ぶことがあります。屋外作業やアウトドアレジャーでは、空調服を長時間身につけるケースも少なくありません。

空調服が広く販売されるようになってからは、少しでも快適に過ごせるように商品の選び方に工夫をする人が増えているようです。

袖がないと作業が楽に行える

袖がないベストタイプの空調服は、動きやすいところも特徴に挙げられます。このタイプは、衣服本体が軽く、身につけているのをつい忘れてしまうほど体に与えるストレスが少ないです。袖がついていないため、肩や腕の動きが妨げられてしまう心配もありません。

長袖のブルゾンタイプは、ともすると袖がもたついてしまい、作業がスムーズに行えないことがあるのがデメリットです。実際、重いものを両腕で抱えて運んだり、高い位置に手を伸ばしたりするときには、袖が邪魔になって作業ができない可能性があります。

その点、ベストタイプは腕の上げ下げも楽に行うことが可能です。高所作業で使用するフルハーネスに対応した商品も多く、ベストタイプの空調服はブルゾンタイプと並ぶ作業服の定番になりつつあります。女性向けの商品が多いのも、ベストタイプの特徴です。

ヴィヴィッドピンクやレッド、ブルーなどの鮮やかなカラーの商品は、屋外作業やレジャーでのオシャレに気を配る女性たちからも人気があります。

ベストタイプの空調服の人気メーカーは？

ベストタイプの空調服を取り扱うメーカーでは、バートル（BURTLE）やジーベック（Xebec）、寅壱などが有名です。これらのメーカーでは、ベストタイプ、ブルゾンタイプなどのさまざまなタイプの空調服を販売しています。

ワークウエアの専門メーカーであるバートルは、1950年代に創業をした老舗です。2017年には、京セラの関連会社と「エアークラフト」のシリーズを共同開発しました。こちらのラインアップに限らず、バートルの空調服は機能性が高いことで知られています。

このメーカーの空調服は、色やデザインなどに特徴があり、新製品をチェックしているファンも少なくありません。ジーベックは、広島県に本拠地を置くメーカーです。こちらのメーカーでは、ウエアのほかに安全靴などのシューズも発売しています。

ジーベックの商品は、企業のユニフォームとして広く採用されてきました。ジーベックでも、いろいろなタイプの空調服を用意しています。制電加工を施したベストタイプの空調服などもあり、使いやすい商品を数多く提供しています。

寅壱は、岡山県に本拠地を置くメーカーです。寅壱の商品は、企業や自治体に採用されています。こちらのメーカーは全国的に定評があり、知名度も高いです。寅壱の空調服も、デザインやカラーに特徴が見られます。限定色の商品などは、とくに人気です。

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商品の特徴をチェックして最適な空調服を選ぼう

ベストタイプの空調服には、ブルゾンタイプとは違ったいろいろな特徴があります。どのような効果が期待できるかを知っていれば、空調服を選ぶときにも迷わずに済むかもしれません。空調服には、制電や遮熱などのさまざまな加工が施されたものも登場しています。

それぞれの商品の特徴をチェックして、最適な空調服を選んでみましょう。